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2026.08.07
福祉用具専門相談員とは?
福祉用具専門相談員は、車いす・介護ベッド・手すりなどの福祉用具を、利用する方の心身の状態や暮らしに合わせて選び、使い方を説明・調整する専門職です。介護が必要になった方の自立した暮らしを、福祉用具の面から支えます。
このページでは、福祉用具専門相談員の仕事内容、資格を取得する方法、指定講習会で学ぶこと、講座選びのポイントをまとめて解説します。
この記事でわかること
- 福祉用具専門相談員の役割と主な仕事内容
- 資格を取得する2つの方法
- 指定講習会の時間数・学習内容・オンライン対応講座の選び方
- 「難易度」「講習内容」「向いている人」を詳しく知るための関連記事
福祉用具専門相談員とは?
福祉用具専門相談員は、介護保険を利用して福祉用具をレンタル・購入する方に対し、適切な用具の選定、使用方法の説明、利用後の確認などを行う専門職です。指定福祉用具貸与・販売事業所では、常勤換算で2人以上の配置が求められています。
福祉用具専門相談員として働くには、指定講習会を修了する方法と、対象となる国家資格を持つ方法があります。指定講習会では、福祉用具そのものだけでなく、介護保険、身体機能、住環境、利用者への支援方法などを学びます。
福祉用具専門相談員の仕事内容
福祉用具専門相談員は、単に商品を紹介する仕事ではありません。利用する方が安全に、できるだけ自分らしく生活できるように、用具と生活環境の両方を考えて支援します。
利用者に合う福祉用具を選ぶ
身体の状態、住まいの環境、家族の介護状況、本人の希望などを確認し、必要な福祉用具を提案します。例えば、歩行が不安定な方には歩行器や手すり、ベッドからの起き上がりが難しい方には介護ベッドなどを検討します。
使い方を説明し、生活に合うよう調整する
福祉用具は、選んだだけでは十分ではありません。安全な使い方を説明し、利用者の身体や住まいに合うように調整することも大切な仕事です。
利用後も確認し、必要に応じて見直す
利用開始後には、福祉用具が生活に合っているか、安全に使えているかを確認します。身体状況や生活環境が変わった場合は、用具や利用計画を見直すこともあります。
ケアマネジャーや他職種と連携する
福祉用具の利用は、ケアプランやほかの介護サービスとも関わります。ケアマネジャー、介護職、医療職などと連携し、利用者にとって無理のない支援につなげます。
仕事内容や適性をもっと知りたい方へ
福祉用具専門相談員になるには?資格を取得する2つの方法
福祉用具専門相談員として業務に就くには、次のいずれかを満たす必要があります。
1. 福祉用具専門相談員指定講習会を修了する
介護・福祉分野が未経験の方を含め、多くの方が選ぶ方法です。都道府県知事の指定を受けた事業者が実施する指定講習会を受講し、修了します。
指定講習のカリキュラムは見直され、現在は講義・演習を合わせて53時間です。福祉用具の知識だけでなく、介護保険制度、身体機能、住環境、福祉用具による支援の進め方などを学びます。
2. 対象となる国家資格を持っている
保健師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、義肢装具士は、指定講習会を修了していなくても福祉用具専門相談員として従事できます。
ただし、実際の業務では福祉用具の知識、介護保険制度、住環境への理解が求められます。すでに対象資格を持っている方も、就職先の研修内容や必要な知識を確認しておくと安心です。
資格取得の難易度、費用、合格率が気になる方へ
指定講習会では何を学ぶ?
指定講習会では、福祉用具の種類や使い方に加え、利用者を支援するために必要な周辺知識も学びます。主な学習内容は次のとおりです。
- 福祉用具と福祉用具専門相談員の役割
- 介護保険制度と介護サービスの基礎
- 高齢者の身体・心理、介護、リハビリテーション
- 住環境と住宅改修
- 個別の福祉用具に関する知識と活用方法
- 利用者の状態に合わせた支援の手順、福祉用具貸与計画等の作成・活用
授業の進め方、通学日数、欠席時の扱い、修了評価の方法は講座ごとに異なります。申し込み前に、日程だけでなく振替制度や修了予定日も確認しましょう。
講習会の内容をさらに詳しく知りたい方へ
講座・スクールを選ぶ5つのポイント
1. 無理なく通える日程・会場か
講習会は出席が重要です。仕事や家庭との両立を考え、通学日、開講時間、会場までの移動時間を確認しましょう。
2. オンライン対応の範囲と通学が必要な日を確認する
福祉用具専門相談員指定講習会には、オンラインを活用して受講できる講座があります。自宅から学べる時間があると、仕事や家事と両立しやすく、会場までの移動時間も抑えられます。
ただし、「オンライン対応」と表示されていても、すべての課程を自宅だけで完結できるとは限りません。講義・演習の実施方法、対面での受講が必要な日、出席確認の方法は講座ごとに異なります。申し込み前に、オンラインで受講できる科目、通学が必要な回数、会場、修了評価の方法を必ず確認しましょう。
オンライン対応を優先したい方も、受講料だけで決めず、必要な通学日を含めて最後まで修了できるスケジュールかを比較することが大切です。
3. 受講料だけでなく総費用を比較する
表示されている受講料に加え、教材費、補講・振替にかかる費用、交通費なども確認します。安さだけでなく、最後まで通い切れる条件かどうかで比較することが大切です。
4. 修了予定日と欠席時の対応を確認する
就職や転職に合わせて資格取得を急ぐ場合は、開講日だけでなく修了予定日を確認しましょう。急な欠席に備え、振替の可否や追加費用も確認しておくと安心です。
5. 就職サポートなど、自分に必要なサービスを確認する
初めて介護・福祉の仕事を探す方は、就職相談や求人紹介の有無も比較材料になります。すでに勤務先が決まっている方は、必要な時期までに修了できる日程を優先しましょう。
希望する地域の講座を探す
受講できる講座は地域・日程・会場によって異なります。希望する都道府県を選び、通える講座の詳細を確認してください。
よくある質問
未経験でも福祉用具専門相談員を目指せますか?
はい。対象となる国家資格を持っていない方でも、指定講習会を修了することで福祉用具専門相談員として働くための要件を満たせます。講座ごとの受講条件や日程は、申し込み前に確認しましょう。
介護福祉士や看護師は指定講習会を受ける必要がありますか?
介護福祉士、看護師などの対象資格を持つ方は、指定講習会を修了しなくても福祉用具専門相談員として従事できます。ただし、勤務先が求める研修や実務上必要となる知識は確認しましょう。
どの講座を選べばよいですか?
通える日程と会場、オンライン対応の範囲、受講料、修了予定日、欠席時の対応を比べて選びましょう。資格取得を急ぐ場合は、募集状況と修了日を優先して確認することがおすすめです。
まとめ
福祉用具専門相談員は、福祉用具を通じて利用者の自立した暮らしを支える専門職です。指定講習会を修了する方法のほか、対象となる国家資格を持つ方は資格要件を満たします。
講座を選ぶときは、費用だけでなく、通学しやすさ、日程、修了予定日、欠席時の対応まで確認しましょう。